RMTとは？
RMTとは、「Real Money Trade（リアルマネートレード）」の略で、複数のユーザーがインターネットを通じて、同時に一つの世界に参加してプレイするオンラインゲームの仮想世界において、そのゲ
ーム内の通貨を円やドルといった現実世界の現金で取引することを言います。RMTの市場は、ここ数年で急速に拡大しました。最近では高性能コンピューターが低価格で購入できるようになり、インターネット回線も高速化＆低価格化が進んできたため、インターネット人口が増加し、オンラインゲームの人気も高まっているのです。何故RMT市場が膨らんだのかというと、それは時間的面とオンラインゲームの魅力が密接に関係しています。
オンラインゲームは、時間を掛ければ掛けるほどレベルも上がり所持金も増えていくといった傾向にあります。同じ力の人が同じ時期にはじめたとしても、生活の大半をオンラインゲームに費やせる人の方がゲーム内通貨をより多く持てることになります。そのため、オンラインゲームはある程度のレベルとゲーム内通貨がないと楽しめないともいえます。朝早くから夜遅くまで仕事に就いている方などは、オンラインゲームをプレイする時間が少ない為、その要素を楽しむことが非常に難しいのです。オンラインゲームをプレイする時間があまり無い人でも、ある程度のオンラインゲーム内通貨をRMTで購入することにより、ゲーム内で長い時間を費やしてお金を貯めなくても、ワンランク高い武器や防具、アイテムを購入することが可能となったのです。その結果、仕事などで時間がないプレイヤーでもゲームを楽しむ要素に幅を持たせることができるようになりました。ゲーム内通貨をもてあましている人の供給と、ゲーム内通貨が不足している人の需要によりRMTが行われるようになったのです。
RMTの行為は違法？
RMTは、オンラインゲーム会社が運営してるゲーム内通貨を実際の現金で売買する行為です。日本のオンラインゲーム運営会社の半数以上は、ＲＭＴを認めておりません。そのため、ゲーム会社に無断でゲーム内通貨・アイテムを売買しているの現状といえます。未成熟な市場だけに法的に解決すべき問題が残されているのも事実です。現状では法的処置を与えられた前例も無いので、RMT市場は大きく拡大し続けています。海外では既にRMTが認められているオンラインゲームも存在しているため、オンラインゲーム運営会社は日本での正当化を求める動きも出てきています。RMTが突然ゲーム会社に公認される日も、近いかもしれませんね。
もしRMTを取り締まったとしたら、本来のオンラインゲームの特徴である「プレイすることで、お金やアイテムが手に入る」といった原点に戻ることになります。時間があるプレイヤーや、オンラインゲームを熟知しているヘビーユーザーであれば、さほどRMTが無くても問題はありません。しかし、時間がない一般プレイヤーでは楽しめない要素も発生してしまいます。元々そのような状況を変えて、一般プレイヤーでもある程度奥の奥まで楽しめるようにするために生まれたRMTというシステムが、急速に需要が高まり発展していくのではないでしょうか。
RMTの取引方法（事業者編）
ゲーム内通貨や、アイテムを購入する際、買い手から見てトラブルに巻き込まれないために最も大切なことは「信用できる事業者を選ぶ」ことです。いわゆる詐欺サイトなどに取引を申し込むと、代金を騙し取られるだけでなく、問題を解決するために多大な労力を消費してしまうなど、怖い一面もあります。安心できる販売事業者を選ぶ上で、下記のような基準を「判断基準」として押さえて置いてください。
基本的に事業者を選ぶ判断基準としての第一段階は、特定商取引法の記載にかかる部分が大きいですが、それだけで、詐欺業者かどうかを判断するのは非常に難しいと言えます。逆に信用ならない条件というのを、下記に記載してみました。
これらのことは、実際に取引をしてみるか問い合わせをして見ないと判断できないと言えます。取引前に疑問点などを問い合わせて、「信頼できる」事業者を選ぶようにしましょう。また、RMT倫理協会の加入事業者は、基本的に上記の問題点をクリアしていることが補償されています。そのため事業者選びで迷ったら、RMT倫理協会の加入事業者で取引をすることが安全と言えます。
RMTの取引方法（個人編）
個人間の取引は、事業者相手の取引に比べて詐欺やトラブルなどが発生する可能性が格段に高くなります。即ち、慎重に取引相手を選ぶ必要があるということです。個人との取引のため、名前、住所、電話番号は事前に確認しましょう。更に104で必ず確認を取ることが必要不可欠です。取引をする前に取引の内容をしっかり確認しておくことも大切です。クレームや、対応時間なども確認するようにしましょう。
Last update:2023/9/15
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